※ChatGPTを使用して記事を作成しています。
「このUI、完璧だろ」
「あえてタブを使わないシンプル設計にしてみた」
当時の僕は“自分が気持ちいいUI”だけを追い求めていました。
その結果、待っていたのはユーザーからの怒号と、Google Playレビュー欄の★1の嵐。
本記事では、ユーザー視点を欠いたUI設計で炎上した体験を赤裸々に語ります。
あの時、僕は“自信”に酔っていた
アプリ開発に慣れてきて、Androidアプリ開発者として食えるようになった2014年。
「UIにもこだわってますよ」とか言いながら、実績も少しずつ増えてきた頃のことです。
あるクライアントから、一般消費者向けのライフログアプリの開発を任されました。
機能としてはシンプルで、
- 1日3回の行動記録を投稿
- 過去ログの閲覧
- グラフでの振り返り
といった感じ。
「UIも自由にやっていいよ」と言われ、調子に乗った僕は「自分が使いやすい」と思うデザインに全振りしました。
「今どきタブUIはダサい」と思っていた
当時、Material Designが流行り始めていた中、僕はあえてタブやDrawerを使わず、「下スワイプ+横スクロール」でページを切り替えるUIを提案。
理由は単純。
- iOSっぽくてスタイリッシュに見えた
- 自分がそういう操作に慣れていた
- 「標準っぽいのは退屈」と思っていた
「タブがあるとダサく見えるし、スワイプの方が今っぽくない?」
そんなノリで作ったUIは確かに“見た目”は美しかった。
ただし、“使いやすさ”は別問題でした。
ユーザーの反応:★1の嵐
アプリをリリースして、最初の数日はダウンロードも順調。
「これはヒット来たかも」と思っていた矢先、レビュー欄がざわつき始めました。
「どこに何があるのか分からない」
「最初の画面で何をすればいいか全然伝わらない」
「戻るボタンでアプリ終了するの意味不明」
レビュー平均はあっという間に 4.6 → 2.8 → 1.9 に。
しかも、アクティブユーザーは減少の一途。
「このUI意味わからん」「消した」などの投稿もSNSで見つかり、胸が締めつけられました。
デザインに“自己満足”を持ち込んだ代償
僕はハッとしました。
これは、ユーザーの声を一切聞かずに“作りたいもの”だけを作った結果だと。
- ユーザビリティテストを一度もしていない
- そもそもペルソナを想定していない
- 「オシャレだから」で全てを決めたUI構成
これ、今考えたら完全にUIの反面教師ムーブです。
しかも、「わかる人にだけ使ってもらえばいい」なんて思っていた。
それ、プロダクト作りにおいて一番やっちゃいけない態度でした。
焦って「戻る」対応、でも遅かった
ユーザー離れを食い止めるため、急いで以下の対応を実施:
- タブナビゲーションの導入
- 最初の画面に「ガイド」追加
- 「戻るで前画面に戻る」仕様変更
- 最小限のヘルプ画面設置
でも、それをリリースしたときにはもう多くのユーザーが去っていました。
レビューは多少持ち直したけど、あの時の勢いは二度と戻らなかった。
UI/UXは「正しさ」より「共感」
僕はこの出来事から、次のようなことを強く学びました。
🔸 UIは「設計者のセンス」じゃない
「自分が美しいと思うデザイン」は、
「使いやすい」とは限らない。
🔸 初回体験がすべてを決める
最初の10秒で「わからない」と思われたら、
ほぼ100%離脱される。
🔸 ユーザーの行動を“観察”せよ
ペルソナやシナリオを作る前に、
ユーザーの実際の操作を見て、耳を傾けること。
🔸 “慣れ”を味方にする
ユーザーは「新しさ」よりも「慣れた操作」を重視する。
ナビゲーション、戻る動作、入力手順…。
どれも“普通”が一番強い。
今の僕が大切にしていること
あの事件以来、UI/UX設計の際に次のようなルールを徹底しています。
- UI提案時はモックと導線を必ずセットで説明
- 非エンジニアにも触ってもらって感想を得る
- ユーザーの“困惑”や“迷い”に敏感になる
- デザインには“意図”と“理由”を持たせる
失敗したから見える「本当の使いやすさ」
今は、ユーザーからの「このアプリ、わかりやすくて助かります」という声が何より嬉しいです。
あの時、★1レビューに向き合ったからこそ、今のUI設計への意識があると思っています。
まとめ
「UIは自己表現の場じゃない」
「使う人の“気持ち”に寄り添えるかどうかが全て」
今でもたまに、あの★1の嵐を思い出して自戒しています。
この記事が、同じような道を通りそうなエンジニアの誰かにとって、“炎上しないUI”へのヒントになれば幸いです。