※Claude Codeを使用して記事を作成しています。
前回の記事では、Claude Codeで具体的に何ができるのかを、実例ベースで紹介しました。
とはいえ、
「うまく答えてもらえない」
「期待した回答が返ってこない」
という経験をした方もいるのではないでしょうか。
実は、Claude Codeの回答の質は、質問の仕方で大きく変わります。
今回は、良い質問・悪い質問を実例で比較しながら、AIに伝わりやすい質問の作り方を解説します。
なぜ質問の仕方が重要なのか
Claude Codeは、あなたの状況を自動で把握することができません。
どんなアプリを作っているのか、
どのライブラリを使っているのか、
何に困っているのか。
これらは、すべてあなたが伝える必要があります。
情報が少なければ、Claude Codeは一般的な回答しか返せません。
逆に、情報を整理して伝えると、的確な回答が返ってきます。
悪い質問の特徴
まず、回答の質が下がりやすい質問のパターンを紹介します。
パターン1:目的が曖昧
# 悪い例
ログイン画面を作って
この質問には、情報が足りません。
- どんな技術を使っているのか(Jetpack Compose?XML?)
- 認証はどうするのか(Firebase?自前API?)
- 画面のデザイン要件は?
Claude Codeは不足した情報を補って回答しますが、あなたの想定とズレる可能性が高くなります。
パターン2:丸投げ
# 悪い例
アプリ全体の設計をして
範囲が広すぎる質問は、ほぼ失敗します。
Claude Codeは、要件が明確でないと「一般的なアーキテクチャ」を提案するしかありません。
あなたのアプリに本当に合った答えは、返ってきません。
パターン3:コードだけ貼る
# 悪い例
これ何が問題ですか?
fun fetchUser(id: String) {
viewModelScope.launch {
val result = repository.getUser(id)
_uiState.value = result
}
}
コードを見せることは正しいのですが、「何が問題なのか」「どう動いているか」の説明がないと、Claude Codeは問題を特定しにくくなります。
良い質問の作り方
良い質問には、共通した構造があります。
- 環境・前提を伝える
- やりたいことを伝える
- 問題・困っていることを伝える
- 関連するコードを見せる
この4つを意識するだけで、回答の質が大きく変わります。
改善例1:目的を明確にする
# 良い例
Jetpack ComposeとFirebase Authenticationを使って、
メールアドレスとパスワードでログインできる画面を作成してください。
バリデーション(空文字チェック)も含めてください。
これだけで、
- 使用技術:Jetpack Compose、Firebase Authentication
- 機能:メール+パスワードのログイン
- 追加要件:バリデーション
が Claude Codeに伝わります。
改善例2:範囲を絞る
# 良い例
Kotlin + Clean Architectureで開発しています。
ViewModelの責務が大きくなってきたので、UseCaseを導入すべきか相談したいです。
現在のViewModelのコードを添付します。
「アプリ全体」ではなく「ViewModelのUseCaseへの分割」に絞ることで、具体的な提案が返ってきます。
改善例3:状況を整理してコードを渡す
# 良い例
以下のコードで、ユーザー情報を取得しています。
正常時はUIに反映されますが、エラー時に画面が更新されません。
エラーハンドリングの実装方法を教えてください。
fun fetchUser(id: String) {
viewModelScope.launch {
val result = repository.getUser(id)
_uiState.value = result
}
}
「何をしているコードか」「どこで困っているか」を添えるだけで、Claude Codeの回答精度が大きく上がります。
質問を深める「追加の一言」
最初の回答が期待通りでなかった場合、追加の質問で精度を上げられます。
説明の深さを変える
もう少し初心者向けに説明してください
実務で使えるレベルで詳しく説明してください
別の選択肢を聞く
他の実装方法があれば教えてください
このアプローチのデメリットも教えてください
確認する
このコードは、Android 12以降でも問題なく動作しますか?
Hiltを使っている場合、この実装は変わりますか?
一問一答で終わらせず、会話を続けることが重要です。
テンプレートを使ってみる
迷ったときは、以下のテンプレートをベースに質問を作ってみてください。
【環境】
- 言語:Kotlin
- UI:Jetpack Compose
- アーキテクチャ:Clean Architecture
- 使用ライブラリ:(例:Hilt、Room、Retrofit2)
【やりたいこと】
(例:ログイン後にホーム画面へ遷移したい)
【困っていること】
(例:遷移のタイミングでクラッシュが発生する)
【関連コード】
(コードを貼り付ける)
このテンプレートをそのまま使わなくても構いません。
「整理する習慣」を持つことが大切です。
まとめ
Claude Codeへの質問は、
「伝える情報が多いほど、回答の質が上がる」
という原則があります。
良い質問の3つのポイントをおさらいします。
- 環境・前提を明確にする(使用技術・アーキテクチャ)
- 目的を具体的に伝える(何を実現したいか)
- 問題を絞り込む(どこで困っているか)
最初から完璧な質問をする必要はありません。
回答を見ながら、対話を重ねていくことで、求めている答えに近づいていきます。

