シリーズ:Claude Codeを使ったAndroidアプリ開発 失敗談
- #1:指示が曖昧すぎて全然違うものができた話 ← 今回
はじめに
Claude Codeを使い始めて最初にぶつかる壁は、「指示の出し方」です。
「日本語で話しかけるだけで動くって書いてあったのに、全然思った通りにならない…」
私も最初はそう思いました。今回は、曖昧な指示がどれだけ的外れな結果を生むか、実際の失敗例をもとに紹介します。
やらかしたこと
ログイン画面を作りたくて、こんな指示を出しました。
ログイン画面を作ってください。
たったこれだけ。
「まあわかるだろう」と思っていました。
Claude Codeはちゃんとログイン画面を生成してくれました。
でも出来上がったものを見て固まりました。
- メールアドレスの入力欄がない(ユーザー名欄になっていた)
- パスワードの文字が隠れていない(丸見え)
- ボタンが「Submit」という英語表記
- 画面の背景が真っ黒
動くことは動くけど、想定していたものとは別物でした。
なぜこうなったのか
「ログイン画面を作ってください」という指示には、実は情報がほとんどありません。
Claude Codeは指示に書かれていないことを自分で判断して補います。
そのため、こちらが「当然こうだろう」と思っていることが伝わらないのです。
「ログイン画面」という言葉だけでは:
| 不明な点 | Claude Codeの判断 |
|---|---|
| 認証方式は? | とりあえずユーザー名にした |
| パスワードは隠す? | 指示がないので隠さなかった |
| ボタンのテキストは? | 英語のデフォルトにした |
| デザインの雰囲気は? | 暗めのデザインにした |
どう直したか
同じ内容を、具体的に書き直して再度指示しました。
ログイン画面を作ってください。
・メールアドレスを入力するテキストフィールド
・パスワードを入力するテキストフィールド(入力内容は●で隠す)
・「ログイン」というテキストのボタン(日本語)
・「アカウントをお持ちでない方はこちら」というリンクテキスト
・背景は白、全体的に明るい清潔感のあるデザイン
これで一発で想定通りのものができました。
学んだこと:「伝わる指示」の3つの要素
この失敗から、Claude Codeへの指示には3つの要素が必要だとわかりました。
① 配置するものをすべて列挙する
「ログイン画面」とだけ言わず、画面上に置くパーツをひとつずつ書く。
入力欄・ボタン・テキスト、すべてです。
② 動作や見た目の細かい仕様を書く
「パスワード欄」と言うだけでなく、「●で隠す」まで書く。
「ボタン」と言うだけでなく、「ボタンのテキストは〇〇」まで書く。
③ デザインの雰囲気を言葉で伝える
「明るい」「清潔感がある」「シンプル」など、ひと言でもイメージを添えるだけで大きく変わります。
指示の前後比較
| 修正前 | 修正後 | |
|---|---|---|
| 指示の長さ | 1行 | 6行 |
| 結果 | 意図と全然違うもの | 一発で想定通り |
| やり直しの回数 | 4回 | 0回 |
「短い指示の方が楽」と思いがちですが、曖昧な指示は結局やり直しに時間がかかります。
最初に丁寧に書く方が圧倒的に速い、というのがこの失敗で学んだことです。
まとめ
Claude Codeは優秀ですが、エスパーではありません。「言わなくてもわかるだろう」は通じません。
頭の中にある完成イメージを、言葉にして全部書き出す。それだけで、Claude Codeとのやり取りは格段にスムーズになります。
次回:【Claude Code 失敗談 #2】一度に大きすぎる指示を出して収拾がつかなくなった話

