※Claude Codeを使用して記事を作成しています。
シリーズ:Claude Codeを使ったAndroidアプリ開発 失敗談
- #1:指示が曖昧すぎて全然違うものができた話
- #2:一度に大きすぎる指示を出して収拾がつかなくなった話
- #3:「いい感じにして」が一番ダメだった話 ← 今回
はじめに
#1・#2の失敗で「指示は具体的に、小さく分けて」と学びました。
しかし、ある場面では具体的に書けないことがあります。それがデザインです。
「このアプリをいい感じにしてほしい」
この一言が、どれだけ地雷になるか。身をもって体験しました。
やらかしたこと
機能実装が一通り終わり、デザインを整えようとした場面です。
アプリ全体のデザインをいい感じにしてください。
これだけ送りました。
Claude Codeはいくつかの変更を加えてくれました。動かしてみると…
- フォントが小さくなりすぎて読みにくい
- ボタンの色がアプリのイメージと全然違う
- 余白がなくなってギチギチに詰まった
- 前回整えたはずのログイン画面のデザインまで変えられていた
「いい感じ」の解釈が、私の頭の中のイメージと全く違いました。
「いい感じ」が失敗する理由
「いい感じ」という言葉は人によって意味が違います。
Claude Codeは「いい感じ」に対して、自分なりの判断で動きます。
その判断が自分の好みと一致する保証はありません。
さらに「全体のデザインを」という指示は#2の教訓である「大きすぎる指示」とも重なっています。
変更範囲が広すぎて、意図しない部分まで変わってしまいました。
何が足りなかったか
「いい感じ」を言語化すると何になるか、整理してみました。
| 漠然とした言葉 | 具体的に伝えるべきこと |
|---|---|
| いい感じ | どんなアプリのイメージか(シンプル・ポップ・高級感など) |
| おしゃれ | 何色をメインにするか、フォントの雰囲気 |
| 見やすく | 文字サイズ・コントラスト・余白の量 |
| 統一感を出して | どの画面を基準にするか |
どう直したか
「いい感じ」をやめて、変える場所・変え方・変えない場所を明確にしました。
メイン画面のデザインだけ変更してください。
ログイン画面と設定画面は今回触らないでください。
変更してほしい内容:
・背景色を白から薄いグレー(#F5F5F5)に変える
・メモ一覧の各アイテムを白いカード(角丸8dp・影あり)で囲む
・「+」ボタンの色を青(#1976D2)にする
・文字サイズは今のまま変えないでください
これで意図通りの変更だけが行われ、他の画面は一切変わりませんでした。
デザイン指示で使えるフレーズ集
「いい感じ」の代わりに使えるフレーマーをまとめました。
色の伝え方:
・テーマカラーを青系(#1565C0)にしてください
・落ち着いたトーンで、白・グレー・ネイビーの3色でまとめてください
・今の配色は維持してください
レイアウトの伝え方:
・各要素の間に16dpの余白を入れてください
・カード形式(角丸・薄い影あり)で囲んでください
・リストの行の高さを今より少し広めにしてください
変更範囲の限定:
・〇〇画面だけ変えてください。他の画面は触らないでください
・ボタンのデザインだけ変えて、テキストや色は維持してください
「参考にしてほしいアプリ」を伝えるのも有効
具体的な言葉が浮かばないときは、参考アプリのイメージを伝える方法もあります。
Googleの公式アプリ(GmailやGoogle Keepなど)のようなシンプルでフラットなデザインにしてください。
過度な装飾は不要です。
メモ帳アプリらしい、落ち着いた和風テイストにしてください。
ベージュ・ブラウン系でまとめてほしいです。
まとめ
「いい感じ」「おしゃれに」「きれいに」という言葉は、Claude Codeに対して何も伝えていないに等しいです。
デザインに関しては特に、具体的な色・サイズ・変更範囲を明示する必要があります。
また、「変えない場所」を明示するのも同じくらい重要です。
頭の中のイメージを言語化するのは最初は難しいですが、「なぜそのデザインがいいのか」を言葉にしていくと、指示もうまくなっていきます。
次回:【Claude Code 失敗談 #4】前の会話の文脈が消えて同じ失敗を繰り返した話

