※Claude Codeを使用して記事を作成しています。
シリーズ:Claude Codeを使ったAndroidアプリ開発 失敗談
- #1:指示が曖昧すぎて全然違うものができた話
- #2:一度に大きすぎる指示を出して収拾がつかなくなった話 ← 今回
はじめに
#1の失敗を踏まえて「指示は具体的に書こう」と心がけるようになりました。
ところが今度は別の問題が起きました。
具体的に書こうとしたら、欲張りすぎたのです。
やらかしたこと
メモアプリを作ろうと思い、「具体的に書かなきゃ」と意気込んで、こんな指示を出しました。
メモアプリを作ってください。
・ログイン画面(メール・パスワード・Googleログイン対応)
・メモ一覧画面(リアルタイム同期・無限スクロール)
・メモ作成・編集画面(タイトル・本文・画像添付・位置情報)
・リマインダー設定(指定日時に通知)
・設定画面(テーマ切替・通知設定・アカウント管理)
・Firebase Auth / Firestore / Storage 連携
・オフライン対応
・ダークモード対応
全部一気にお願いしました。「具体的に書いたし完璧だろう」と思って。
何が起きたか
Claude Codeは一生懸命実装してくれました。でも出てきたコードは:
- ファイルが20個以上一気に生成された
- ビルドエラーが7個
- 画面遷移が一部つながっていない
- Firestoreのデータ構造が画面によってバラバラ
- 途中でClaude Codeの出力が途切れた(指示が複雑すぎて処理が追いつかなかった)
どこから直せばいいかわからず、結局全部削除してゼロからやり直すことになりました。
作業時間:約3時間のロス。
なぜこうなったのか
Claude Codeは与えられた指示を一度に処理しようとします。
指示が大きすぎると:
- それぞれの機能間の整合性が取れなくなる
- エラーが出てもどこが原因かわかりにくくなる
- 一部の実装が「とりあえず書いた」状態になる
- 途中で出力が途切れることがある
人間のエンジニアでも、「今日中にこの機能全部実装して」と言われたら品質が下がりますよね。
Claude Codeも同じです。
どう直したか
同じメモアプリを、小さく分割して順番に指示する方針に変えました。
【第1段階】
メモアプリの画面構成だけ教えてください。
コードはまだ書かなくていいです。
どんな画面が必要か整理したいです。
↓ 画面構成が決まったら
【第2段階】
まずメモ一覧画面だけ作ってください。
データはFirestoreではなく、今はダミーデータで表示するだけでOKです。
↓ 一覧画面が動いたら
【第3段階】
メモ作成画面を追加してください。
まだFirebase連携はしなくていいです。
入力して「保存」を押したら一覧に追加されるだけでOKです。
このように「今回やること」を1つに絞ることで、毎回ちゃんと動くものが積み上がっていきました。
分割指示のコツ
| やること | 分割の考え方 |
|---|---|
| 画面を作る | 1回の指示で1画面だけ |
| 機能を追加する | まずUIだけ、次にロジック |
| 外部サービスと連携する | まずダミーデータで動かして、後でつなぐ |
| デザインを整える | 機能が完成してから最後にまとめてやる |
「今回はここまで」を宣言する
分割指示で特に効果的だったのは、意図的に「今回はここまで」と明示することです。
メモ一覧画面を作ってください。
Firebase連携・認証・通知はまだ対応しなくていいです。
今回は見た目だけ完成させることを優先します。
「やらないこと」を明示することで、Claude Codeが余計なことをしなくなります。
まとめ
| 一度に全部頼む | 小さく分割して頼む | |
|---|---|---|
| 1回の出力の品質 | バラツキが大きい | 安定している |
| エラーが出たとき | 原因特定が困難 | すぐ特定できる |
| 完成までの時間 | 結局遅くなる | 着実に速い |
Claude Codeは「今できることを確実にやる」ことが得意です。
大きすぎるタスクより、小さく明確なタスクに分けて渡す方が、圧倒的にいい結果が出ます。
次回:【Claude Code 失敗談 #3】「いい感じにして」が一番ダメだった話

